50代ともなると、実家の片づけが大きな悩みの種となっている人は多いのでは?
私自身、両親が晩年、介護施設に移り住み最近、10年近く誰も住んでいなかった実家を両親の死後空っぽにし、リノベーションをして家族と移り住みました。
50代を迎えると、親の介護や終活について考える機会が増えます。
その中でも「実家の片づけ」は、多くの人が直面する課題の一つです。私自身、長年空き家となっていた実家を片づけることになり、改めて感じたことや学んだことを綴ってみたいと思います。

実家の片づけは、子ども世代の大きな課題
最近では空き家問題が社会的にも注目され、政府も対応を進めつつあります。
しかし、いざ「実家をどうするか?」と考えたとき、親が存命のうちはなかなか手をつけにくいものです。
私の両親も晩年は施設で暮らしていましたが、実家の片づけにはなかなか踏み切れませんでした。ところが、いざ片づけを始めると、「なぜもっと早くできなかったのか?」と思うことばかりでした。
母が愛した実家と、その変化
私の実家は、母が気に入っていた4LDKのマンション。
緑が多く、便利な立地で、私もよく子どもを連れて帰っていました。
両親の老後はできる限りのことをしようと思っていましたが、施設での生活が長くなるにつれ、実家に戻ることは難しくなっていきました。
最後に母を実家へ連れて帰ったとき、悲しい現実を突きつけられました。かつて大切にしていた家なのに、母はそこがどこかわからない様子で、無反応だったのです。その瞬間、「もうここへ母が戻ることはないんだ」と実感しました。
実家の匂いがよみがえる記憶
住んでいなくても家は劣化します。時折、実家に立ち寄るたびに、玄関に入ると漂う「実家の匂い」に懐かしさを感じました。
その香りとともに、「あら、来たの?」と母の明るい声が聞こえるような気がして…。けれど、すぐに誰もいない現実に引き戻される日々でした。

思い出の詰まった実家を片づけるということ
ついに片づけを決意したものの、思い出の詰まった品々を前にすると、作業はなかなか進みませんでした。一番困ったのは、写真や名簿、古いフィルムの山です。
そこで業者に依頼することにしました。相見積もりを取ると、片づけ費用は34万円と17万円で大きな差がありました。結果的に安価な業者を選び、追加料金なしで家を空っぽにできることを確認して依頼。当日は朝9時から作業が始まり、午後2時にはほぼ完了しました。
片づけ後の家に戻ると、あれほど物があふれていた空間が一変。何もなくなった実家を見渡し、ほっとしたような、寂しいような…複雑な気持ちに包まれました。
実家の片づけで学んだこと
1. 相見積もりを取る重要性
業者によって価格差が大きく出るため、最低でも2~3社から見積もりを取るのが必須です。
2. 仕分けは割り切って進める
・ 売れるもの → 書籍や着物、レコードなどは専門業者で買取査定。
・ 思い出の品 → 写真や母の手帳など、最小限だけ保管。
・ 衣類や使わないもの → 一度手をつけると迷うので、基本は全処分。
「もったいない」「思い出がある」と思う気持ちをぐっとこらえ、必要最小限のものだけを残すことが大切です。
50代から考える、これからの住まい
今回、私は実家の片づけを通じて、「物はお金を出せば処分できる」ことを実感しました。とはいえ、「いずれ片づけなければならない日が来る」と分かっていても、実際に行動に移すのは難しいものです。
だからこそ、50代の今こそ、「自分の終活」として、物の整理を始めるべき だと強く感じました。親の世代だけでなく、自分自身のためにも「持ち物の取捨選択」を意識し、子ども世代に負担を残さない生き方を考えていきたいものです。
目指せ!ミニマリスト!!
「いつかやらなきゃ」と思っているあなたへ。その「いつか」は、思ったより早くやってくるかもしれません。
今できることから少しずつ始めて、心地よい暮らしを整えていきましょう。


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