結婚して25年以上、ずっと会社勤めだった夫と共に家庭を築いてきました。
子育てがひと段落し、ようやく自分のペースで暮らせるようになった……と思った矢先。夫の定年退職をきっかけに、私の生活は一変しました。
今回は、「定年後の夫婦関係って、実は思っていたより大変かも?」と感じた私の体験を元に、同じような悩みを抱えている方に向けて、リアルな気持ちや対処法をお話ししたいと思います。
「夫が家にいる」という生活の現実
これまでの生活では、平日の昼間は基本的に私一人。
掃除も洗濯も、自分のペースでできる。好きな音楽を流しながらお茶を飲み、趣味の時間を楽しむこともできました。
けれど、夫の定年後は、その「一人時間」がごっそり消えてしまったのです。
もちろん、最初のうちは「毎日一緒に過ごせるなんて、第二の新婚みたいでいいね」と思う人もいるでしょうし、私自身は不安はあれど、あまりうるさいことは言わないと思っていましたから「まあ致し方ない、そういう年齢よね」と割り切ってもいました。
でも、時間が経つにつれ、私の中にじわじわと違和感が……。
価値観のずれが表面化してきた
定年後、夫は毎日家にいるようになりました。
最初は仲良く昼ごはんを食べたり、一緒に散歩をしたりしていたのですが、ふとしたことで会話が噛み合わないことが増えてきました。
「トイレットペーパーの買い置きがない」「買い物に行くなら俺も行く」など、ちょっとした発言にイライラする自分がいました。
「あれ? 今までは価値観が合ってると思ってたのに……」とショックを受けることも。
でも、よく考えてみれば、これまでの結婚生活では、私と夫は日中別々の生活をしていたんです。だからこそ「価値観が合っている」と思い込んでいただけだったのかもしれません。

イライラの原因は「生活リズムの違い」
一番のストレスは、やはり生活リズムのズレ。
私は朝家事を済ませた後、少しゆっくりしたり、趣味を楽しんだりするのが日課。
でも、夫は朝からテレビを見ながら、ちょこちょこ話しかけてきたり……。
「なんでそんなことでイライラするの?」と思われるかもしれませんが、これは長年“自分時間”を持っていた主婦にとっては大きな問題なんです!
解決のヒント:「適度な距離感」と「一人時間の確保」
なんとか私のイライラをわかってもらおうと夫に話したこともありますが、そうするとお互いにいやな気分になって、同じ空間にいるからこそストレスが溜まっていきました。
いくら長年連れ添って理解しているといっても、自分でない人を変えるのは至難の業です。
具体的にやったこと:
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午前中は家事と自分の時間に集中し、午後はなるべく夫と一緒に過ごす
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週に1〜2回は一人で外出してカフェや図書館でリフレッシュ
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夫に「お互いの時間も大事にしよう」と正直な気持ちを伝える
- 犬を飼った
夫も、意外と「そうだったのか」と受け止めてくれて、少しずつお互いの時間を尊重できるようになってきました。
この中で、最も効果があったのは「犬を飼った」事でした。

これは、環境的にも生理的にも様々な事情によって、出来る人、出来ない人もいますから一概に参考にはならないでしょう。
それでも我が家にとっては、「会社=仕事」に人生をささげてきた夫が、定年後家族にしか目を向けられなくなっていたところ、家族以上に目を向ける対象になってくれたワンコは、我が家の静穏に大いに役に立ってくれているのです(^^♪
「夫婦関係は定年後が本番」かもしれません
定年後は、夫婦が改めて向き合う「第二のスタート」。
子どもが独立して二人きりの生活になると、これまで見えなかった部分が見えてきます。まだ子供が同居していたとしても、夫婦で過ごす時間は大きいものでしょう。
若い頃は子供という共通の存在が、大きな緩衝材になっていても、その存在が薄くなる(成長・自立という良い意味で)ことで、夫婦間の価値観の違いに気づくことも、イライラすることもあるでしょうが、それが決して悪いことではないと思うのです。
むしろ、それに気づけたからこそ、
最後に:がんばりすぎない、でもあきらめない
夫の定年後の生活に戸惑うのは、あなただけではありません。
私もまだ「完璧な解決策」は見つけていませんが、日々工夫しながら「心地よい距離感」を探している最中です。
大切なのは、がんばりすぎないこと。
そして、「夫婦なんだから我慢すべき」と自分を責めすぎないこと。
小さな違和感やストレスを一つひとつ丁寧に向き合っていけば、きっとこれからの夫婦時間も、悪くないものになるはずだと希望をもって日々を過ごしていきたいものです。

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