友達親子も親離れ子離れが必要?我が子の就活は関係を見直す好機

友達親子も親離れ子離れが必要?我が子の就活は関係を見直す好機 50代 賢く生きる

少子化で一人っ子や二人兄弟世帯が圧倒的に多い現代。親と子の関係性も密になり、1990年代には「友達親子」という言葉も生まれたように、親と子の立場の対等化を指します。上下関係はなく、なんでも話し合えるのも特徴です。
一見良好な関係のように思えますがそこには依存への危険性も秘めている場合も・・・

 

親が考える「子供の就活?」

最近では保護者向けの就職セミナーが開かれるようになるなど、就活は親子でするものという考えも生まれつつあるようですね。
親向けの就活本もいろいろ出ていて、そこそこ売れているとか。かく言う我が家も、娘の就活にはかなり手を貸しましたが、その前、息子の就活には全くタッチすることはありませんでした。同じ家庭でも、十人十色という事ですね。

「友達親子」という関係では、なんでも相談できるというのは素敵なことだとは思います。
でも、これから社会に出て行くというのに、自分で進路すら決められないというのは、将来を考えると不安でしかありませんし、いつまで親を頼るつもりなのか、「いつまでもあると思うな親と金」と言われるように、日本の将来を背負う若者がここまで頼りないというのは絶望のような恐ろしさすら感じてしまいます。

「友達親子」にみる危うい関係性

思春期を過ぎてもペアルックで一緒に買い物をする親子や、恋愛や友人関係の相談をし合う親子、またTwitterなどのSNSをフォローし合ったり服を何でもシェアしている親子もいますね。
これらは一見、大変仲のいい、素敵な親子関係のような印象も与えがちですが、本当にそうでしょうか?

一見理想的な親子関係

友達親子も親離れ子離れが必要?我が子の就活は関係を見直す好機

何でも話し合えることが出来て、毎日の出来事を気軽に話せる間柄であることはとても大切です。そういう関係であれば、いじめや友達関係のこじれなどを隠蔽することなく、親になんでも報告・相談してくれるので大人としても対策しやすいでしょうし、子どもが落ち込んでいるときもその原因がわかりやすく、さりげなくフォローを入れてあげることができます。親として最大の難関である反抗期を乗り越えやすく、また、人間関係のトラブルを解決しやすい傾向があるとも言えます。

私たち世代の子供たちは大学生以上の場合が多いでしょう。そうすると就活の世代だったり、社会人になって間もない世代ではないでしょうか。
そうなるとこれから社会へ出て、いわれのない誹謗中傷を受けたり、理不尽な目にあうこともあるでしょう。そんな時、一人で思い悩み、誰にも悩みを打ち明けることも出来ず命を絶ってしまう、なんていう最悪なケースを迎えてしまうことはなんとしても避けたいものです。
その時、何でも話し合える「友達親子」であることが救いになるケースだってもちろんあり得ます。
なので、「友達親子」であることを否定するわけではないのです。

子どもを権威的に支配せず、意志を尊重し、頭ごなしに叱りつけたりしないのは子どもにとって理想的な関係でしょうし、ある程度成長した子供なら、大人としての悩みや社会人としての大変さを相談したりもできる存在は、お互いに頼りになってありがたいでしょう。

でも、それは本当に理想の関係性なのでしょうか?弊害はないといえるでしょうか?

実は依存性が高い「友達親子」

友達親子は、子離れや親離れが難しく、共依存の関係になることがあります。子供は友人よりも親を頼りにしてしまい、同世代と良好な関係を築きにくくなる場合もあります。親も「子供の一番の理解者は自分だ」と自負し、子供の友人に嫉妬したり、無意識のうちに子を自分の支配下に置いてコントロールしがちになってしまっている場合も・・・

友達よりも一緒にいて居心地が良い親子関係になると、子離れできない親と、親離れできない子になり、お互いに依存してしまいます。

私も二人の子の親ですから、いつでも子どものことを知っていたいという親心はもちろん理解できますが、親が知らない子どもの世界や友達との関係などは、子どもの成長に必要不可欠な時間だとも思うのです。

嫌われることを恐れてはいけない

子どもがやってはいけないことをしたときに、威厳やけじめをつけて厳しく叱れないのも、友達親子のデメリットです。

友達親子の母親が思う「何でも話し合える間柄になりたい」のは「子どもには嫌われたくない」気持ちの現れかもしれません。
誰だって、人には嫌われたくはありませんし、ましてやそれが我が子相手になら尚更でしょう。でも我々親は我が子をこの世に送り出した責任というものを担わなくてはならないと思うのです。

「子どもと対等」と主張しているのも、親としての責任逃れの可能性もあるのではないでしょうか。

子どもが親を尊敬できなくなってしまった場合、親の言うことを聞かないようになるリスクもあります。

理想と現実のせめぎ合い

友達親子も親離れ子離れが必要?我が子の就活は関係を見直す好機

友達のように気楽な対等な親子関係は、確かに理想かもしれません。

でも、長い人生において、親として泥をかぶったり、子が間違いを犯したときは何を犠牲にしても過ちを気づかせ認めさせ、必要なら償わせる勇気を持つことが、本来の親の務めだと、私は信じます。

とはいえ、友達のようにフランクに話せ、仲の良い関係を続けられるのはステキなことです。ただし、適度な距離感を持つのも大切です。

大人になり切れていない親が、友達親子を目指すとデメリットが多いでしょう。「親は子育てをすることで成長する」とも言われます。
確かにそれはそうです。でも、大人になり切れていない親に育てられる子供はたまったものではありません。(私自身自分の長男に謝りたくなります)

完璧な親である必要は在りません。でも、子供に嫌われたくないあまり、無理に対等である必要はないと思うのです。

親は無条件に子供を愛する

いくつになっても親から見れば子供は子供、大きなけがや病気をして欲しくはありません。
でも、何事も先回りして、子供が転ばないように、転んでもけがをしないように道を舗装してあげることが愛情だとは思わないのです。
親である我々が、その子が生きている間ずっと見守り、守ってあげることが出来ますか?生まれたのが先なのですから、子より長く生きることは通常では難しいでしょう。いつまでも面倒を見てあげるわけにはいかないし、いつかは手を離れていくのですから、大学に入る頃までには、せめて就職するまでには、子どもを自由にしてあげるべきなんじゃないかと思います。
最近耳にする「毒親」とかもそうではないでしょうか。

子どもは自分とは別の人間なのに、自分の分身みたいに勘違いしてしまって、いつまでも自分の管理下におこうとして、手を離すタイミングを逃してしまったのではないかと思えてなりません。

子がいくつになろうとも、親に大切なのは忍耐力ではないでしょうか。

就活は、子供に一人で立てる力、考えることが出来る力を養わせ、そのために親は時には子を突き放すこと、黙って信じて見守る事を親子共に考えるいい機会ではないかと思います。

そうすることこそが、親の人生後半の務めではないかと、自分自身を律する私です。

友達親子も親離れ子離れが必要?我が子の就活は関係を見直す好機

 

 

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