サクマ式ドロップスがなくなる⁈火垂るの墓にも登場!赤い缶は昭和の象徴

火垂るの墓のサクマ式ドロップスがなくなる⁈赤い缶は昭和の象徴 50代 賢く生きる

スタジオジブリといえば「火垂るの墓」は外せないでしょう。その中で戦争の残酷さや飢餓感、ささやかな幸せとは何かを観てる人に感じさせた「赤い缶のドロップス」。それがなくなるというニュースに、昭和がまた一つ終わる感覚を得たのは私だけではなかったはずです。

火垂るの墓

野坂昭如氏の小説(新潮文庫刊)が原作の「火垂るの墓」は、スタジオジブリ制作の高畑勲監督作品です。誰もが知っているといっていいでしょう。

太平洋戦争末期、神戸大空襲で家族と家をなくした14歳の清太と4歳の節子の兄妹が、肩を寄せ合いながら懸命に生きた物語。
映画では、節子が食べたいものを聞かれて「ドロップ」と答え、衰弱して混濁する意識の中でドロップの代わりにおはじきをなめる筋子。



 

ささやかな願いすら叶えられない戦争の悲惨さに胸が詰まり、私にとって回数を重ねて観ることの難しい映画の一つでした。
飢えて死んだ節子の骨が入れられたのもまた、ドロップ缶だったことも更に戦争の無残さを突き付けるものとなりました。

こんな哀しいけれど素晴らしい作品に登場していた「赤い缶のドロップ」。これが実際にある佐久間製菓(株)の「サクマ式ドロップス」です。

「サクマ式ドロップス」佐久間製菓廃業

その佐久間製菓(株)が2023年1月20日についに廃業となりました。

この時、私の胸に浮かんだ「また昭和が一つ終わる」という思い。
アラフィフ世代の私たちの層の大半が感じたのではないでしょうか?昭和という時代に生を受け、20年前後その年号の中で生きてきたアラフィフ世代。
誰もが子供時代にドロップをなめた経験は持っているのではないでしょうか。(もちろん、戦前戦中と生きてきた親世代の方がもっと思い入れはあるでしょうが・・・)

高度成長期を経て、ドロップも進化し様々な飴・キャンディーが発売されては消えていきました。
そんな激しい競争の中、確かに細々にはなってしまったけれど、その存在をとどめていた「サクマ式ドロップス」。

安価製品との競合のほか、その他のヒット商品に恵まれなかった事、さらに新型コロナウイルスの感染拡大による需要減も重なり、2021年9月期は1億5,173万円の最終赤字を計上し、財務内容が後退していたとのこと。(Yahoo!ニュースより引用)
廃業日は2023年1月20日。廃業の理由は、新型コロナの影響による販売減や原材料、エネルギー価格の高騰、人員確保の問題などをあげています。

こうしてまた一つ、昭和の歴史が終わっていくのですね。
「昭和」という時代があまりに長かったことで、いろんなものが思い出されます。

「昭和」を表すさまざまなモノ

火垂るの墓のサクマ式ドロップスがなくなる⁈赤い缶は昭和の象徴

例えば、公衆電話・黒電話・レコード・ラジカセ・ブラウン管テレビ・フィルム式カメラ・ファミコン・・・数えたらきりがありません。

現代と比べると、なんとも手間のかかるものが多いです。でも、そういうもの、そういうことが懐かしく、昭和を知らない若者には逆に「新しい」と感じさせているようです。
最近はデジタルのクリアすぎる音質より、レコードやカセットテープのようなアナログな音を求める若者も多いと聞きます。



 

希少価値とならないと気づかない

それが手の届くところにあるうちは、その価値に気づくことなくおざなりにしてしまいがち。でもいざ手に入らなくなると、途端に人はそこに価値を見出すもののようです。

人間とはなんて勝手な生き物なのでしょうね。もちろん自分も含めてです。

廃業に向けて「サクマ式ドロップス」は大きな収益を上げるでしょう。(閉店する百貨店のセールに人が殺到するように)
緑の缶の会社は「サクマ製菓」といって赤い缶の「佐久間製菓」とは別会社とのことですから今後も私たちの口に入れることは出来そうです。(大人の事情)

 

古き良き時代を懐かしむ

火垂るの墓のサクマ式ドロップスがなくなる⁈赤い缶は昭和の象徴

今この令和の時代でも、あと何十年か後には「古き良き時代」と懐かしむ声が出ていることでしょう。

昨夜、皆既月食を見ました。皆既月食と天王星食が同時に見られる夕べのような現象は442年ぶりだったとのこと。

次回は322年後の2344年の土星食と予想されていて、現代に生きている人間は、誰一人見ることは出来ませんね。

何事も手に入らなくなってから嘆くことのないようにしたいものですね。



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