老後にお一人様は不安?実は高かった相手への依存性が引き起こす熟年離婚

老後にお一人様は不安?実は高かった相手への依存性が引き起こす熟年離婚 50代 賢く生きる

2020年に離婚した夫婦のうち、20年以上同居した「熟年離婚」の割合が21・5%に上り、統計のある1947年以降で過去最高になったことが、厚生労働省が20年の人口動態統計をもとに集計した8月の公表から明らかとなりました。

   50代でのお一人様、あなたは選択する?しない?

50代女性が憧れる一人暮らし

熟年といわれるアラフィフ世代になって、初めて一人暮らしをする女性も少なくないのが、「熟年離婚」の特徴ではないでしょうか。ある意味、一人で暮らすことに憧れを抱いていたりもします。
結婚するまでは実家住まいで、一人暮らしの経験がないまま熟年期を迎える女性も多くいます。

子供も自立の年代となり、子供という共通の話題がなくなった今、コロナ禍や夫の定年(早期)で夫婦二人で過ごす時間が増え、子育て以外、お互いが情熱を持って語れる夫婦共通の話題がないことを実感し、夫不在に慣れた生活の変化に対応できなくなる女性も少なくないでしょう。

長年結婚生活を送ってきた夫婦は、双方ともに1度や2度は「離婚」という選択肢を考えたことはあるのではないでしょうか。それでも熟年期まで離婚しなかったのは、女性側の場合は特に、経済的な問題が大きかったのではないかと推測されます。
熟年期となっての離婚は、財産分与の際、それなりのものを手にできるという目論見(良い言い方ではありませんが)もあるからこそ、夫に離婚を切り出す妻が多いともいえるのではないでしょうか。

熟年期だからこそ気づく自分が抱えていた違和感

老後にお一人様は不安?実は高かった相手への依存性が引き起こす熟年離婚

長い結婚生活で、自分を無意識に抑え続けてきたことで体に不調をきたす女性も少なくありません。はじめは更年期かと疑うでしょう。でも、その不調がそうではなく、自身の内側から溢れ出たものだと気づいた女性は強いのかもしれません。

私自身、親を見ていて感じたことがあります。我が家は昭和一桁生まれの父親でしたが、威張り散らしたりすることはなく「亭主関白」というものではありませんでしたが、母は結婚してからは外で働いたことはなく、典型的な専業主婦でした。
昔CMで「亭主元気で留守がいい」というキャッチコピーがはやりましたがまさにそんな感じです。けなすという程のものではありませんでしたが、結構父の文句を私達子供に言ったりしていました。だから両親に老いを感じた時、とても驚いたことがありました。

父が大病をするたびに弱っていったのが、母の方だったのです。

母がこんなにも父に依存していたのかと気づいたとき、私は・・

そして「お父さんが死んじゃったらどうしよう」と口にするようになり、病を患っていきました。

その時初めて「母は心の底から父に依存していたんだな」と理解したのです。

そして、自分を顧みました。「私はそうなりたくない」と感じてしまったのです。

私は両親の関係性が悪いものだとは思っていません。父のことも母のことも尊敬しています。それでも、そう感じたのはその時、「今のままだったら、私もそうなってしまう!」と思ったからでした。
会社員で一定以上の収入を得ていた主人。私自身パートに出た経験はありますが、ほぼ主婦としてやってきました。夫の経済力で子供の教育にお金を使えましたし、生活水準も満足できるものでした。感謝しています。
もちろんそれは、私が居たからこそ成し得たことだとも言えます。そこになんら自分を卑下することもないのもわかっていますし、自分もしっかりやってきた自負もあります。

それでも、やはり経済的にはもちろん、精神的にも夫に依存していなかったとは言えません。

日常生活の中で気づく依存性

老後にお一人様は不安?実は高かった相手への依存性が引き起こす熟年離婚

夫が早期退職した現在、以前よりも依存度は下がっています。私も起業し、お互いに頑張っていますから。

そんな今でも「私依存度抜けてないな」と感じる出来事がありました。

それは薬局へ買いものに寄った時でした。いつもは夫が車を運転していることが多いので、私を降ろして駐車場で待っているのですが、その日は私が運転をしていました。先に降りて買い物をした方が効率が良かったのですが、「あなた買い物してきてくれる?」と口にするのに一瞬躊躇した自分がいました。夫が現役時代は、日用品を買ってくることはほぼありませんでしたが、仕事を辞めてから、薬局で彼が日用品を買うことはよくあることです。それなのに、です。
その一言を発するのに躊躇した自分を「まだまだ夫に依存してるな」と感じてしまいました。やはり長年の習慣というのはなかなか向けないモノです。

ただ、家族は協力するものだとも思います。

         【協力】する事とと、【依存】する事。

これは捉え方の違いでもありますが、なかなか難しいなとも感じますね。

熟年期、離婚にならない対策

そして改めて思ったことは、熟年離婚の回避には「相手に依存し過ぎない」ことがすごく大切だと感じたのです。

私自身、年老いて弱った母の言葉を聞くまで、母が父に依存していると思ったことはありませんでした。

先述した通りほぼ専業主婦だった私ですが、自分自身頑張ってきた自負もありましたから自分が依存しているなんて考えてもいませんでした。気づいていなかったのです。

でも、実際は依存していたんです。

ライフスタイルを顧みると「休みの日は一緒に過ごす事が多い」「スケジュールを組む時は夫や子供の予定を先に聞く」という具合です。
もちろん、そのこと自体悪いことではありませんが「夫がいないと、何もすることがなくて時間を持て余してしまう」状態であれば要注意です。
精神的に相手の存在に頼りすぎている傾向があるといえるのです。これ、実は夫にも気づいて欲しいポイントです。

理想の関係は、愛情はあるけれど相手を頼りすぎない、「つかず離れず」の距離感を上手に保つこと

そのためには、ひとりの時間でも楽しめるよう、自分自身が精神的に自立することが大切でしょう。もっと理想なのは、経済的にもお互いが自立することです。

夫婦の関係性は当人たちよりも子供たちの方がいち早く気づいている場合も多いものです。親とは言え客観的な目を持っていますから。
もし、少しでも自分たち夫婦の関係性に違和感を感じることがあれば、お子さんにそれとなく聞いてみるのも気づきの発端になるかもしれませんよ。

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