田舎暮らしを望む夫は異星人?いえいえ新しい価値観をくれる同志です

田舎暮らしを望む夫は異星人?いえいえ新しい価値観をくれる同志です 50代 賢く生きる

突然ですが、あなたは「田舎暮らし」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?

『現役は都会でしっかり働いて、リタイア後は悠々自適に暮らすために、地方へ移住する』そういう憧れを抱いている男性は多いようなイメージがあります。「就職の時に、地方から東京に出てきたけれど、いつかは故郷に帰りたい……」と考えるのも男性の方のような?そんなこともあって「田舎暮らし」は、老後の暮らし方の一形態というように捉えられてきました。

では、女性はどうでしょう?もちろん同じように考える方も少なくないでしょう。

でも、若い頃考えていた退職金というものも、そう当てにならないなと感じるようになってきた今、子育ても後半となって、その後の生活を考えた時、女性は少し違う考えを持っているのではないかと思うのです。

女性の方が現実的?

50代というとまだ教育費がかかるご家庭も結構あります。でも、会社員として長年働いてきた男性は、組織の中の自分の未来がある程度予想できる年代ともいえるのです。

先が見えてしまうと人間は踏ん張りがきかなくなるものです。いくら大企業に勤めていたとしてもこのご時世、それが安泰だともいえないでしょう。

そんな時、50代という年齢はまだ体力も気力もある世代です。「今ならまだやれる!」と考えて行動したいと考える人は多いでしょう。でも、女性はどうでしょう。

もう教育費も済んでいるなら冒険してもいいかな、と思うかもしれません。が、まだ教育費やローンがかかる世帯の妻たちは、なかなか夫の意見に賛同は難しいのではないでしょうか?女性の方が現実的です。それに、年代的に考えなければいけないのが親の介護です。移住するにしても、双方の実家から遠くに行ってしまうのは、難しい問題も出てきます。

長年家族のために働いてきた自負のある男性ほど、人生後半戦の50代という時期、自分の人生を振り返りたくなるものです。「人として正しい人生だっただろうか?」と自信を振り返りたくなるのも理解できます。

でも、現実問題難しいと女性は判断してしまいます。そこで夫婦の軋轢が生まれがちです。

夫は「定年後だと、もう新たに何かに挑戦するのは難しい。50代の今ならまだ間に合う。人生後半でもう一旗揚げてみたい」

妻は「知り合いも友だちもいない場所で、今さら暮らしていけない。子供が大きくなった今、子供を通して友達作りができないのは厳しい。親の介護や自分たちの今後のことも考えると、側にいないと難しいこともたくさんある」

夫の考えを聞いて、理解できない!話の通じない異星人のように感じますか?

夫婦での意見の食い違いが生まれて、別居婚や卒婚、はてはシニア離婚につながっていくのではないでしょうか。

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コロナ禍で変化した生活スタイル

コロナ禍で私たちの常識は一変しました。

マスクをすることが当たり前、テレビでも、マスクをしたままのインタビュー映像に違和感を感じることも少なくなりましたし、手作りのお菓子等を人にプレゼントするのを躊躇してしまう気持ちになったり、出社するのが当たり前だったのが、会議もオンライン対応が日常的に行われ、在宅で仕事ができるのが普通となっています。

最近、地方移住や田舎暮らしに関して、メディアなどで取り上げられることが多くなっているなとも感じています。多くの成功事例(地方移住や田舎暮らしで、幸せそうに暮らしている姿)と、最近は、少しの失敗事例(地方移住してはみたものの、目論見が外れてしまった、苦労している姿)も、取り上げられるようになりました。

 

歳を重ねた時の気持ちの変化

生活様式が変わったように、人の気持ち、価値観も変化したように感じています。

昔は、定年したら「退職金で住宅ローンの残金を支払って、時間に縛られず自由に好きなことをしてのんびり暮らしたい」と考えるのが常識だったのが、今では平均寿命も健康寿命も延びて、60代70代となっても元気はつらつな高齢者が増えました。その年代から見ると、50代なんてまだひよっこです。

男性の方が「まだ気力も体力もある50代の今こそやらなきゃ」という気持ちが強いように感じるのは、会社生活で疲弊し過ぎたこの年代だからこそ、一度緊張感が切れてしまう人が多いのではないかと思うのです。(女性の方が寿命が長いのもあるかもしれませんね)

 

田舎暮らし(移住)を行動に移す前に

スローライフという言葉があります。

時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念、あるいはこの概念に沿った生活様式をさす [引用:日本大百科全書]

田舎暮らしに成功している人たちの共通点は、単に、「スローライフを楽しみたい」、「食べ物や水・空気が美味しいから」といった理由ではなく、その人の人生経験の中で、人生観や価値観に大きく影響を与える出来事などがあって、その人生観や価値観を実現するために今の暮らしがある、と体感しているのではないでしょうか。そして、心底、今の生活が自分に合っていると感じつつ、楽しんでいるように思います。

単なる憧れだけではなく、その人にとって、移住や田舎暮らしをする明確な目的・動機がなければ、うまくいかないものでしょう。心底、満足した暮らしができなくなります。

田舎暮らしを望む夫は異星人?いえいえ新しい価値観をくれる同志です

特に、パートナーや家族と移住をする場合は、全ての人が目的や動機を共有していないと、不満や歪(ひずみ)が、いずれ出てくると思いますから、移住・田舎暮らしの決断をする前に、しっかりと話し合いをすることが大切です。

これはもちろん女性側にも言えることです。

現実的に考えても「無理でしょ」と一括するのではなく、男性側の話もちゃんと聞く耳をもちましょう。

元は他人の夫婦です。それが何十年も一緒にいる過程でお互い様々な葛藤があったでしょう。そこを乗り越えて今があるのだからこそ、人生の同志となっていくのではないでしょうか。双方の想いを口にして、その相手の気持ちを一度ちゃんと胸に取り込んだうえで話し合いをしてみてはいかがでしょうか。

自分の価値観とは違うものに触れることは、自身の人生に新たなエッセンスを与えてくれると思うのです。

 

 

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