人生燃え尽きた?長い子育てが終わった主婦が感じる虚無感からの脱却

人生燃え尽きた?長い子育てが終わった主婦が感じる虚無感からの脱却 50代 賢く生きる

急に寒くなって秋が短いですね・・そこで焦るのは受験生を抱えるご家庭ではないでしょうか。
そして大学受験が終わると、一気に子離れが始まるのも珍しい事ではありません。これまで長い時間
子供中心の生活を送ってきている場合は特に。それを「子供が巣立つ」と形容したりします。
そんな毎日に虚無感を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

子供の自立は嬉しいけど寂しいもの

大切に育てた子どもが親元を離れていくとき、多くの親は「嬉しいのに切ない」「応援したいのに引き止めたい」といった複雑な気持ちになるものだと思います。嬉しいのと寂しいのと相反する気持ちのせめぎ合いで苦しむのです。

生意気ざかりで口応えばかりだった子、世話が焼けて心配の種の尽きなかった子、そんな子どもの世話に追われていた頃には、多くの親が「早く自立してくれないかな。そろそろ自分の時間がほしい……」と願っていたかもしれません。(実際私もそうでした)
それが、本当に子供が自分から離れてしまうと、心にポッカリ穴が空いたような感覚を覚えるものです。(勝手なものですが)

このように、子どもの自立後の喪失感から、親の心が不安定になることがあります。これが「空の巣症候群」と呼ばれています。
ひな鳥の巣立ち後の「空の巣」にたとえて、親の心の状態を表しています。

「空の巣症候群」は「燃え尽き症候群」と似てる

「空の巣症候群」は、子育てに熱心に専念している人ほど注意が必要です。仕事熱心なサラリーマンが、定年後「燃え尽き症候群」といわれる喪失感を抱えるのに似ています。
「子育て一筋」で頑張ってきた母親も、子どもの巣立ち後に同じような心境になることがあるのです。

子供が手を離れたから自分の時間が出来たといっても、生きがいづくりは、一朝一夕にできるものではありません。
仕事一筋だったサラリーマンが、定年後の趣味や活動を見つけるのに苦労をしているように、生きがいは、
人生の転機を迎える前から育てていないと、なかなか自分のものにならないのです。

私も昔、仕事人間の父が定年する前から、「お父さんは仕事以外に趣味がないんだから、何かやりたいことを定年前から見つけておいた方がいいよ」と母と一緒に口を酸っぱくしていったものですが、結局定年から5年近く経ってからやっと絵画教室に通うといった具合でした(-_-;)

最近は一人っ子の家庭も多くみられます。大事に育てた「一つぶ種の子」が手元から離れたときの喪失感、特に夫との関係が微妙であると、心のよりどころを子どもに求めて、子どもを「小さな親友」のように思ってしまうお母さんもいます。

なかでも娘に対しては、女性同士で感情移入や共感がしやすいため、精神的な距離が近づきやすく、双子のように仲良く、いつも行動を共にしている母と娘の関係を「一卵性母子」と形容されます。
そんな関係の母親ほど、子供が巣立っていった時の喪失感はより強く感じるのではないでしょうか?

母親の心の自立が必要

愛しい子どもにも、やがて巣立ちのときは訪れます。子どもに仕事や恋人ができれば、そちらの方に夢中になっていくでしょうし、
「やがては自分の手で新しい巣をつくりたい」と思うものです。しかし、このときに母親の心が自立していないと、子どもの思いを受け止められなくなります。

その結果、子どもを巣から出したくない、古巣に引き戻したいという気持ちが強くなることもあるかもしれません。
そうして外出を制限したり、恋人を厳しくチェックしたりと過干渉と言われる状態を引き起こしかねません。

仕事や結婚生活の相談に乗りながら会社や婿を「悪者」にし、退職や離婚を促して実家に引き戻そうと無意識のうちにしてしまう。
こうした行動から子どもの自立を阻んでしまうこともあるかもしれません。

その無意識の言動が良好だった親子関係に深いひび割れを起こしてしまう要因にもなり得ます。

子供の巣立ちを受け入れると始まる「親の新しい役割」

人生燃え尽きた?長い子育てが終わった主婦が感じる虚無感からの脱却

子どもが巣立ったら、親の「新しい役割」を見守るのが親の務めであり、子どもの自立を見守るのが親の務め、なのですけど・・

時期がくれば子どもは古巣を去り、自分の手で「新しい巣」をつくりたくなるの自然の摂理です。親である自分もそうやって家庭という「巣」を作ってきたのです。
親だからこそ、子どもの巣立ちや巣づくりを見守っていくことができるのです。

「親」の字は「木の上に立って見る」と書きます。少し離れた木の上で子どもを見守る。これが親の役割だといわれています。

巣立った子どもは、古巣を捨てたわけではありません。未熟な子どもたちが外の世界に出れば、道に迷ったり傷ついたりします。
そのときに道案内を求めたり、傷ついた羽根を癒せる場所が、「古巣」なのです。
さらに、自分自身が巣をつくる際に必要なことを学べるのは、古巣に親がいてこそなのです。

子どもが巣立てば、髪を振り乱して子どもの世話をする忙しさからは、たしかに卒業します。
その代わりに、巣立ち後には「新しい役割」を求められます。

役割1:子どもが迷い傷ついたときに、いつでも立ち寄れる「古巣」を大切に守ること
役割2:子どもと大人としての会話ができる、心のゆとりを持つこと
役割3:巣立ちを応援できるように、親も自立性を持って生きること

子どもが巣立った後にこそ発揮できる、親の仕事が待っています。
気持ちを「新しい役割」に切り替えて、これからもずっと子どもを見守っていける親でありたいものですね。

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