円安で物価高騰の嵐はなぜ起こった⁈最弱貨幣と堕ちた日本経済の闇

円安で物価高騰の嵐はなぜ起こった⁈最弱貨幣と堕ちた日本経済の闇 社会 情報

ついに1ドル=150円の大台に突入した円相場。どこまで、いつまで円安は進むのか、これからの日本経済は・・・1990年8月以来、およそ32年ぶりの円安水準。
今の円安には物価上昇を招くなど「悪い円安」という指摘もあります。影響をまとめました。

日本円は「最弱貨幣」・・・どうなる?日本経済

円安で物価高騰の嵐はなぜ起こった⁈最弱貨幣と堕ちた日本経済の闇

円安とは、英語で言うと「Weak Yen」、直訳すると「円弱」、つまり日本円の価値が外国通貨に対して相対的に下落することを言います。

具体的にみると、1ドル100円前後だった(そん時があったんです!!!)2016年11月初頭に比べれば、現在の1ドル150円という水準は圧倒的な円安、つまり日本の貨幣は世界でも最も弱い「最弱貨幣」に堕ちてしまいました。

政府・日銀は、9月22日、急速な円安に歯止めをかけるため24年ぶりにドルを売って円を買う市場介入に踏み切りましたが、円売りに歯止めがかからない状況が続いて、ついに昨日(2022.10.20)、32年ぶりの円安ドル高水準を更新してしまったのです。

いったいどこまでこの状況は続くのでしょうか?

 

何故ここまでの状況になってしまったのか・・・この状況はいつまで?

32年前というと、世界では東西に分断されていたドイツが統一され(壁崩壊)、イラクがクウェートを侵攻するなど国際情勢が大きく動いた年、そんな頃の日本はというと、いわゆる「バブル景気」が続いていました。

現在、アメリカでは大幅な利上げが続くとの見方が広がっていること、そしてイギリスのトラス政権が打ち出した大型減税策のほぼすべてが撤回されると発表され(トラス首相はイギリス史上最短で首相を追われる)、財政悪化への懸念が和らいだことも円安が進む要因となりました。

円を売ってポンドやユーロを買い戻す動きが強まり、この影響でドルに対しても円が売られる形になりました。

いまの円安は、どちからといえばアメリカの利上げによるドル高の裏返しという面があり、円が売られやすい状況は続き、市場関係者の間では次の節目として1ドル=150円が意識されているという見方もあります。

 

円安や物価高騰で国民の生活に与える影響

円安で物価高騰の嵐はなぜ起こった⁈最弱貨幣と堕ちた日本経済の闇

様々なものが値上がりして、その影響がついに私たち消費者に直接影響を与え始めました。

例えば、バナナ。1ドルが100円であれば、輸入するときには100円出せばバナナが1本買えます。しかし、円安が進み1ドルが150円の現在、1本のバナナを輸入するのに150円出さなければ買えません。小麦も然りです。主食の一種であるパンはもちろんパスタやうどん、ケーキなどその影響は計り知れません。

日本人が普段食べているものや着ているものの多くは、海外から輸入したもの、あるいは輸入したものを原料として作られています。その為、それらを売るお店だけでなく作る側にも大打撃なのです。

円安になると、バナナの例からも分かるように、原料の輸入コストが上がってしまいます。つまり、お店に並ぶ食品や衣類などの価格も上がる可能性が高まるのです。 同じ理由で、ガソリンや電気、家具、スマートフォンなど、生活に密着しているものの値段が、円安が続くことによって値上がりする可能性があります。というかすでに値上がりは始まっていますね。

iPhone の端末価格過去10年で3倍となっており、賃金がほとんど上昇していない日本の消費者にとっては、平均月収の約6割に迫る高級品となっています。

円安が続けば続くほど、経済的負担を感じる人が増えることは避けられないでしょう。

もちろん悪い事ばかりではありません。

入国規制が緩和され、外国人観光客は目に見えて増えました。

このことからも観光客の多い施設で働いている方であれば、通常以上に仕事が忙しくなり時間外労働が増え、収入が増える可能性はあります。

円安になると輸出に関わる企業は利益を得やすくなります。普段と同じ量の商品を販売しても得られる外貨が増えるため、業績が上がり、社員にとっては給与増につながることもあるでしょう。

とはいえ

自ら大切なものを守る努力が必要な時代

円安にもかかわらず日本株が下落する原因は米国経済にもあり、米国株の下落が日本株の下落につながっているのです。米国のインフレによる金利上昇は続いており、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げが続いている間は円安が進み、日本株の上値が重い状況は続く可能性が高いと考えてられています。

ましてや日本経済は、これから人口減少によって、労働生産性をはじめ様々な構造改革が進められない限りは、衰退への道をたどっても不思議ではありません。

衰退すれば、当然のことですが、日本の通貨である円は売られます。現在の円安の状態が今後変わり、上向いていくという明るい兆しはなかなか見えてきません。

私達にはますます自助努力が必要な時代となってくるのではないでしょうか?

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