世代によって価値観は様々ですが、富裕層の価値観の変化の場合、時流をとらえているものが多くその考え方は参考になると思いませんか?
少し前までの富裕層は、自分がどれだけ多忙であるかを周囲に自慢する傾向がありました。ところが今の世代の富裕層は、労働時間の短さを自慢することが多くなっています。
富裕層の働き方の変化

たとえば以前の富裕層は「昨日は徹夜した」「日本中を駆け巡ってる」などを吹聴し、自分がどれだけ忙しく動いているか、行動量の多さを競っていた傾向がありました。一方、今の世代の富裕層は「1日これだけしか働いていない」「寝てても稼げている」「打ち合わせはZoomで十数分だけ」など、労働時間の短さを自慢します。
これはどちらが「良い悪い」という話ではないと思うのです。これまでも「価値観は変わるもの」というお話はしてきました。
「働き方改革」という言葉が生まれたように働き方そのものが変わり、以前は常識だった行動がそうではなくなってきてもいます。
世代間による労働観の違いも大きくなってきました。私達50代は少し前の世代と言われる部類に入るのかもしれませんが、その世代は他人以上に労働に時間を割くことで結果を出してきた経験を持っている場合が多く「労働は美徳」という価値観を多くの人が持っています。
一方、近年多くなっている起業世代は、がむしゃらに働くことを良しとせず(もちろん必要な時はやる)、むしろいかに効率的に稼ぐかを意識しています。
ただしこれは「怠ける」とは根本的に異なり、見た目はのんびりでも、自分の働き方のスタイルを確立するまでは、誰よりも多くの時間を費やし努力しているものです。見た目のんびりしてるように見えていても彼らの頭の中は、常に稼働しています。では何を考えているかというと「どうすればこのビジネスを仕組化できるか」についてです。
「仕組化」が出来てしまえばそこで初めてゆったりのんびり生活することが出来るのです。
狩猟型と農耕型

ビジネスはそのやり方によって「狩猟型」と「農耕型」という二つの部類に分けられます。
狩猟型とは猟師(ハンター)のようなイメージです。獲物を見つけ、その獲物を発見したら狩りをします。うまく狩りができたら食べ物を手に入れられます。
受注を目指し、たくさんの新規顧客にコンタクトを取り、買うかどうかの匂いを嗅ぎ分け、新しい商談を提供します。制約できれば利益が大きくても常に新しい顧客を探し続け、新たな価値を提供し続けなければいけません。
例えば、不動産仲介業や人材紹介(ヘッドハンティングなど)です。
この形態は取引が1回1回で完結するので、すぐに次の顧客を探さなければならず、それが半永久的に続きます。
そのため、いわゆる「夜討ち朝駆け」といった体育会的になりがちです。さらに、景気に左右されやすいという特徴も持っていて、不景気で真っ先に落ち込むのはこうした業態です。
農耕型とは穀物や果実などを育てる農家(ファーマー)のようなイメージです。穀物・果物が実るために、農家(ファーマー)は畑を耕し、種をまき、水や養分を与えて育てます。このように、農耕型営業は受注を目指し、お客様とのお付き合いを大切にし、お客様との商談を育てようとします。
例えば、アフィリエイトなどのメディアサイト・Youtubeの動画サイト・SNSなどのwebサービス・メディアがこれにあたります。
アフィリエイトやYoutubeといった広告での収益が主なサービスは、ユーザーの数が収益のカギを握りますから、多くのユーザーが安定的に来客するようにしなければいけません。その為には、無料でコンテンツを増やす仕組みを作り時間をかけて収益化していきます。
このように、収益化までじっくりサービスを育て、育ったら収穫化する、こうして育てていったものは景気に左右されにくいものが多いです。
新世代の富裕層は、有料メルマガ・オンラインサロン・YouTubeで稼いでいる場合が多く、これらは誰でもでき、初期投資はほとんどかかりません。
つまり自分も含め旧世代の考え方で言えば、特別な知識や技術を持っていないと成功者とはなりにくいという価値観がありますが、メルマガは購読者数、サロンは入会者数が増え、YouTubeは再生回数・時間が延びればそれだけ収入も上がります。
以前は、自分の考え方を発信するためには、有名になってテレビに出たり、世の中的に権威のある賞を受賞することでしか出来ない事でした。
でも今は、誰もがツイッターやYouTube、ブログ等で自分の考えを発信したり、共感を得ることが出来る世の中になりました。
どちらがいいという事はないが、より安定した収益を目指そう
以前は、働き方に自由度は少なく、「お金を稼ぐにはこうしないとそれなりの稼ぎにはならない」という現実がありました。
しかし現在は、学生のうちから起業し大きな収益を生み出すことが可能な世の中となっています。(以前とは世の中の仕組みも本当変わりました)
先述したようにどちらが良いということはありません。農耕は時間がかかるが安定しやすいし、狩猟は収益化が早いけれど不安定。
理想としては、1つの会社で狩猟型と農耕型ビジネスの両方を持っているとより収益が安定するといえますし、理想を追うことが現実に可能となっていることを踏まえて、人生後半戦だからと守りに入るだけではなく、若くないからと諦めることなく挑戦できる世の中を上手に利用して、有意義な人生を送っていきたいものです。


コメント